monthly oystergate 2006-03 


 

*Summary in English

終わりなき愛と憎しみの三角関係・・・
香港と私とぼったくりタクシー

 

過去最大のぼったくり

私の過去最大のタクシーぼったくられ被害は金額でいうとおよそ60香港ドル。
日本円にすると今のレート(1香港ドル/15円)なら900円前後だが、40香港ドル程度の料金に対して100香港ドル払わされたので、倍以上ぼったくられたことになる。

ある場所から流しのタクシーを拾って、宿泊先のホテルまで乗った。
運転手が片言の英語でフレンドリーに話しかけてきたので、こちらも初めはニコニコ応対していたのだが、そのうちダッシュボードの辺りから偽物のブランド時計をじゃらじゃら取り出して、買わないかとしつこくすすめてくる。
そこで車内の雰囲気が一気に悪くなり、その後は誰もがおし黙ったままホテルに着いた。

メーター通りに40香港ドルを払おうと100香港ドル札を出すと、運転手は札をひったくり、私と友人に車から降りるようにと激しい身振り手振りで伝えてきた。
私たちが降りると、タクシーは急発進し、どこかへ去っていった。
当然、おつりはもらえなかった。
はるか15年以上昔の話である。

今の自分ならこんな手口にはひっかからないだろう。
タクシーに乗るときは必ず少額のお札を用意しておくからだ。
この場合も、20香港ドル札を2枚払っておけば、それ以上の被害はなかったはず。
ましてや場所は日本人も多く宿泊する街中のホテルの真ん前、しかも近くにはドアマンがいた。もめごとが始まれば、不利なのは向こうである。
一番悪いのは運転手だが、こちらにも防ぐ手だてはあった。


今だにぼったくり


しかしごく最近、久しぶりにぼったくりタクシーにあった。
早朝のエアポートエクスプレスに乗るために、チムサアチョイから九龍駅へタクシーで行った時のことである。

今回の運転手もフレンドリーを装って、いきなり「グッモーニン!」と話しかけてきた。しかしその後、やたら「カード」とか「チケット」と繰り返す。
相手の英語が片言過ぎて、言っていることがわからなかったのは幸いだったのかもしれない。
とりあえず、「オクトパスカードがあるので、チケットはいりません」と広東語で答えると、運転手はそれ以上何も話さなくなり、車は九龍駅に着いた。

スーツケースをトランクにいれたのに、トランク料金が0表示になっていたことを除けば、その時点で料金メーターには何の異常もなかった。
しかし、私が車を降りるなり、運転手はメーター表示の倍額を請求してきたのである。「高すぎる」と言って押し問答をしていると、別のタクシーが停車場に入ってきた。
するとこの運転手、今度は自分の車のメーターに走り寄って何かを細工した。
次の瞬間、メーターは今までの倍額を指していた。

結局、正規の料金に10香港ドル紙幣を追加で渡すと、運転手はそれをひったくって、ものすごい勢いで走り去った。
トランク料金をまっとうにチャージされたと思えば、ぼったくられ額は5香港ドルですんだものの、メーターをいじるような悪質な運転手が未だにいることに驚いた。


これからも・・・ぼったくり?


香港政府観光局ではぼったくり防止のため、タクシー運転手のID番号や車のナンバーを控えておけと言うが、車を降りるまではフレンドリーだった運転手のIDを乗車中から控えておく人はそうそういない。稲妻のような早さで急発進して逃げていく車のナンバーを記憶するのも容易でない。

香港政府のウェブサイトにタクシーの苦情を訴えるフォームがあるので、そこから概要を報告してみた。
このようなフォームが用意されている段階で、どれだけタクシーに対するクレームが多いか想像がつく。

数日後、交通局から苦情を受け取った旨、確認のメールが来た。
運転手のID番号不明のため、警察などによるフォローアップはできないが、苦情の事例として登録した、ということだった。


終わりなき愛と憎しみの三角関係

2006年は「香港観光年」だそうである。
ビクトリア湾では毎日、派手な光のページェントが行われている。その一方で、たった数百円を旅行客からぼったくろうとするタクシー運転手がいる。

かつて、布をかけて料金メーターを隠したり、遠回りをして料金をかせいだり、知り合いの店へ連れて行って買い物をさせようとする悪質タクシーに何度も乗った。
しかし、ここ10年ほどは自衛の効果もあり、ぼったくりタクシーに遭遇しなかったので気を抜いていた。

香港も日本と同じ、人が普通に生活している場所に過ぎない。
そこにいる限り、人が生きていくための明暗が常につきまとうことを忘れてはいけない。

さて、心がけを新たに、懲りずに再び香港へ・・・。
ぼったくられても、おなかをこわしても、やはり私にとって香港は、行く価値がある場所であることに変わりはない。

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Infamous Hong Kong taxi drivers...
I don't say all of them cheat tourists.
I actually saw some of very kind drivers.
But compared to Tokyo or New York, there are a number of troublesome taxi drivers in Hong Kong, and most of them are always trying to rip off people, even locals.
At the same time, their existence and attitudes are lessons teaching us a part of real Hong Kong, I think.
And I will continue to take these lessons... to know Hong Kong much more.


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