長い間絶版になっていたという九龍城の写真集を買いました。


以前、英語版を洋書屋で見たときに買おうと思ったのですが、かなり値段が高かったのと、本が厚くて重かったので、後でネットで買うことにして、それきりになっていました。
日本語版はハードカバーではなく、版型も英語版とは違うのですが、今を逃したら買えない気がしたので、今回は速攻で注文しました。


九龍城の写真集は幾つか出ていますが、アート系だからか、そのほとんどは白黒写真です。でも私が見たいのは写真家の方の芸術作品ではなく、九龍城の克明な実態なので、下手でもいい、写真はカラーの方が都合がよいのです。今回買った写真集はオールカラーのうえ、住人へのインタビューもあり、私にとっては大変充実した内容でした。
九龍城の屋上で撮影された写真の一枚に見慣れたマールボロの看板が写っていて、ああこれだよ、これ、啓徳空港といえばこれだよなぁ、と、過去に思いを馳せてしまいました。


九龍城のように政治的な意味合いはありませんが、香港的にすごい建物はまだ結構残っています。香港の裏通りをぶらぶらしていると、いくら地震がないからってこれは大丈夫なのか!?というような、形容しがたい危険な建築物が未だにあちこちにそびえたっており、それらの窓からは呑気に洗濯物の下がった竿が突き出ていたりします。きっとそういったお宅を訪問すると、クーラーはもちろん完備、不法に引いてきたケーブルテレビなんか見てたりして、意外と精神的には豊かな生活をしてたりするのです。


日本でも東京の下町に行くと、安全設計という意味では危険な建物を見かけますが、香港と圧倒的に違うのは建物の高さとボリュームです。香港の「大きくて高くて危険な建物がいっぱい!」という部分がアピールとしてはやはり重要です。

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I finally got the Japanese version of "City of Darkness", a picture book about Kowloon Walled City in Hong Kong.
Among the many wonderful pictures, I found the huge signboard of Marlboro in one of them. Yes, if you have been to Hong Kong while Kai Tak Airport was alive, you must have recognized it.

People living in Kowloon Walled City were looking at the sign from the top of their buildings, too.

Things are going, and I keep missing them.

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写真の植物:通称「いもちゃん」。さつまいもを放って置いたら芽が出てきたので、水栽培してみたら、図に乗って育ってしまった。画面から切れているが、実は横に写っている茎は葉につながっている。つまり、いもちゃんの実態は、すごく長い曲がりくねった一本の茎の先に数枚の葉がついているという状態である。先日、通りがかった小鳥屋で、めちゃめちゃに色が混ざったセキセイインコを見てショックを受けた。雑種、としか言い様がない混ざりようだった。生き物は不思議だ。あなどれない。
   
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